目から鱗(うろこ)が落ちる体験をさせてくれる六感を磨くことだ…』どんよりとした曇り空が憂鬱な一日を暗示している…感情に流されず、気持を強く持つことが大事なのは分かるが、どうしても心が空模様の様に晴れない時がある。そんな時、普段は気にならないことが気になったりまた、何時もは楽観的な自分なのに、何故か悲観的な思いに一日中支配されて心が滅入る事がある。「何時も明るく、笑顔で…」とスローガンを打ち出しても、人間は感情をもった生きものである。「泣くな…」と言われても、涙があふれ出て止まらないこともある。また、「怒らず冷静であれ」と言われても怒り心頭に発することもある。春夏秋冬の様に喜怒哀楽が目まぐるしく心にめぐる日もある。「遣ればできる…」と言われても、できないことがある。「人の目を気にするな…」と言われても、気になることもある。憎むよりは許した方がいいのは分かるが、許す事ができない自分がいるのも事実である。生きることは難儀であり、また、複雑で矛盾に満ちている…悪賢く、人を踏み台にして名を売る如何しようもない奴もいれば、真面目で正直な人が馬鹿を見ることも浮世では多々ある。然れど、有名になることや、己の名声を高めることが、実は人生では無い。無名で結構なのだ。THE BIBLEには、「右手のやっていることを左手に知らせなくてもいい…」とある。また、魂のロッカーは、「偉くなりたければ仕える者であれ…」と語っている。地位や名誉や肩書きにあぐらをかいて満足する、ちっぽけな人間などに憧れることはない…逆に肩書きや地位や名誉もない、無学で愚かな者の方が、お金では買えられない豊かないのちを心に得ることができる。合理主義の損得勘定で動く薄っぺらい世間の常識に流されない様に…大いなる方が与えてくれている視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を更に有効的に発揮させてくれる六感、すなわちスピリチュアルともいえる直感を磨いて行くことだ。「大いなる方はあなたに愛と力と慎(つつし)みのスピリットを与えてくれている」とある。今日という日が、その六感が刺激され、目から鱗(うろこ)が